モノの名称は、正しくなくても、みんなが口を揃えてそう言えば、それが本当になってしまいます。
看板屋工房のHです。
例えば「サビオ」。
絆創膏のことを「サビオ」と呼んでいませんか?
北海道や日本の一部の地域では一般的になっておりますが、全国的には「サビオ」は通じません。
「ザンギ」なんかもそうですね。こだわりを持っている人以外にとってはただの鳥の唐揚げです。
実はサイン業界でもそんな現象が昔から起きているんです。
「カッティングシート」
白黒、またはカラーの裏に糊のついたフィルムで、主に文字や模様を切り出し、対象に貼り付ける目的で使用されるフィルム。または切り出されたもののことを言います。
実は厳密に言うとこれは間違いなんです。
「カッティングシート」とは、株式会社中川ケミカルが販売している、室内向け装飾フィルムであり、商品名なんです。
室内向けに対し、屋外向けの「タフカル」、粗面向けの「テンタック」等、同社では用途別に様々なラインナップがあります。加えて、他のメーカーでも同じように、用途に応じて色々な製品が販売されております。
世間一般ではこれらを総称して「カッティングシート」と呼んでいます。
よく「カッティングシートで…」とお問い合わせを頂きます。その際は必ず使用する場所、用途などをお聞きし、最適なシートをご案内させて頂いておりますのでご安心下さい!
[ 2019-06-24 ]