昨年に続き、今年も行って参りました。サイン業界最大の見本市「サインディスプレイショー2017」!
今年も東京のビッグサイトにて2017年8月31日〜9月2日まで開催されておりました。
看板屋工房の畑です。
当ブログでも昨年のレポートを書いていたのですが、実は展示会を見てるうちにスマホの電池が無くなってしまい、撮影を断念せざるを得ず、半端な写真しか残ってなく、正直記事の内容も中途半端になってしまいました。今年は同じ轍は踏むまいと、モバイルバッテリーを懐に忍ばせ乗り込みました。
前回は10年振りの展示会という事もあり、内容が大きく変わっていたので新鮮さでいっぱいでしたが、今年は1年ぶりという事もあり、昨年と同じ展示をしている業者もちらほら。それだけ業界の技術の進歩の速度は遅くなっているのでしょう。その中でも既存の技術に磨きをかけ、創意工夫をもって各社自分の色を出そうてしている展示が多かったように思います。そんな努力が見えた企業のブースを少しご紹介致します。
まずはこちらのピラミッドをご覧下さい。
本体で使っているのは2種の部品のみ(留める為のボルト/ナットは含まず)。
重ねて収納出来るので現場に持ち込むのも楽々。組み立てもボルトナットのみで日曜大工並みの手軽さ。写真の大きさ(3M×3M×3Mくらい)で施工時間1時間半程!イベント等のタイトル表示等にいいですね!
続いてはこちらの壁面をご覧下さい。
写真の取り方がヘタクソで申し訳ございません。いまいち立体感が伝わっていないと思います。
一つの壁面で様々な切り文字、パネル加工を紹介しています。他に余計な説明が無くシンプルなだけに、本来の目的である、壁面の商品の立体感を引き立てます。
次はこちらです。
サインの展示会では定番のカーラッピングの実演です。しかし今回は技術の披露でもなく、カーフィルムの紹介でも無かったのです。ナイフレステープの紹介だったのです(個人の感想です)。ナイフレステープとはその名の通りナイフ無しでメディアを切断するものです。詳細は割愛しますが、定番イベントで新商品をぶっ込んできた事に感服しました。
最後にご紹介するのはこちらです。
スポーツショップのショーウィンドウではありません。出力機メーカーのブースの一角です。
自社の出力機でこれだけ様々な商品を精算出来ると言うアピールですね。
普通、出力機メーカーのブースは、自社が販売している最新モデルの機会を展示し、スピードが早いとか、画質がすばらしいという内容をアピールしますが、こういった実用的でユーモアのある展示は初めてでしたので非常に印象に残りました。
サイン業界の技術的な進歩は勢いのあった十数年前とは違い、成熟を迎えています。誰がやってもそれなりのものが出来上がる設備と仕組みが出来上がっている中で、いかに各社の色、「付加価値」を付けるかによって、まだまだ色々な色に輝く業界であると思います。
これからも看板屋工房の色で皆様のお役に立てるよう頑張って参ります!
[ 2017-09-08 ]